シミや美白ケアをするのに
医薬品と化粧品で大きく違いがありました。
求める効果によっても
選ぶものも違えば
ダウンタイムも違います。
自分にあったケアを選んでいますか?
美白化粧品や医薬品の有効成分とダウンタイムの目安、
美白ケアを選ぶ時におさえるべきポイントをまとめました。
違いについて
それぞれ成分の効果の出る箇所
を知り、自分の求めるものを選ぶ
目次
化粧品と医薬品、医薬部外品の違いとは?
スキンケアに使うものは「薬事法」
により、分類されています。
「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」
のどれかに分類されます。
それにより効果・効能の範囲が
はっきりしています。
医薬品
病気の「治療」を目的としたお薬。
厚生労働省より配合されている
有効成分の効果が認められたもの。
ドラッグストアで
購入できるものもあれば
医師の処方が必要なものもあります。
医薬部外品
厚生労働省が許可した、
効果・効能に有効な成分が一定の濃度で配合されているもの。
医薬品に準ずるもので、治療ではなく
予防に重点をおいてるもの。
「日焼けによるシミ・ソバカスを防ぐ」
など、効果のある有効成分が
配合されているのでその効果が期待できるもの。
「薬用=医薬部外品」
化粧品
医薬部外品と比較すると効能・効果が緩和なもの。
清潔にする、美化する、魅力を増す、
健やかに保つなどの目的で使用されるもの。
今できているシミはどんなシミ?
シミや美白ケアをするのには
今できているシミを知るのも
大切になります。
シミの種類によって
有効な方法が違います。
シミの種類は約8種類ほど。
そのうち大まかなものが最初の4つです。
レーザー治療が向いているものもあれば
お化粧品でも可能なものもあるので、
シミの状態を見てみてください。
老人性色素斑
浴び続けた紫外線により、
時間の経過により現れてくるもの。
薄茶色で輪郭がはっきりとしている。
顔、腕、手の甲デコルテにできやすい。
一般的にシミというと老人性色素斑が
よくあてはまる。
トレチノインとハイドロキノンの
塗り薬が効果を得られやすい。
多少の改善は期待できる。
肝斑
左右対称にほぼ同じ形、大きさで現れることが多い。
妊娠や経口避妊薬の服用で
できることもあるので、
女性ホルモンとのかかわりも指摘されている。
トラネキサム酸を用いた
内服薬が有効と言われている。
一緒にビタミンCの内服も
有効とされている。
トレチノインとハイドロキノンの塗り薬、
ルミキシル(クリニック専売化粧品)も用いられる。
ソバカス
先天的なものと、
後天的にできるものとがある。
目元まわりや、頬の上部に
散らばるようにしてできる茶色い斑点。
トレチノインとハイドロキノンの
塗り薬が有効。
美白化粧品でも対象の改善が期待できる。
遅発性両側性
太田母斑(おおたぼはん)
目の周りによくできてくる
灰色がかった淡青褐色のアザ。
皮膚の奥深くの真皮にできるアザ。
レーザーでの治療が必要。
脂漏性角化症
(しろうせいかっかしょう)
イボ状に盛り上がったシミ。
レーザーでの治療が必要。
炎症性色素沈着
(えんしょうせいしきそしんちゃく)
皮膚の炎症が発生した後、
色素が沈着して起こるシミ。
摩擦黒皮症
(まさつこくひしょう)
皮膚が繰り返し摩擦による刺激を受け、
メラニン色素が皮膚に沈着し、シミのように黒ずむこと。
花弁状色素斑
(かべんじょうしきそはん)
海水浴などで長時間日光に当たり、
ひどい水ぶくれができたあとに
背中や胸に残る、黒色や茶色のしみ。
多少改善が期待できる。
しみができるメカニズムとは?
紫外線を浴びると
メラノサイトに信号が送られます。
メラノサイトはすぐにメラニン色素を作ります。
メラノサイトは基底細胞に囲まれています。
基底細胞は新しい細胞をうみだします。
基底細胞を紫外線の害から守るため、
メラニン色素がとどまり、
天然の日傘のような役割をし細胞を守ります。
本来はターンオーバーによりメラニンは排出されます。
しかし、一部の細胞が
メラニンの排出がうまくできなくなります。
メラニンが色素が作られ続けることがあるようです。
これがシミの正体です。
ターンオーバーがくり返されても
メラノサイトにスイッチが入っているため、
つねにシミがある状態になります。
【参考】皮膚科専門医が教える
やってはいけないスキンケア
著 檜垣祐子
ではなぜシミがそこに居続けるかは
説がいろいろあり、いまだにわかっていないようです。
美白有効成分まとめ
有効な美白成分をまとめました。
ハイドロキノン
イチゴやブルーベリー、コーヒーなどにも入っています。
皮ふを紫外線からまもる作用があります。
アメリカでは医薬品として
その美白効果が認められています。
メラノサイト
(メラニン色素を作る細胞)の数を減少させます。
日本では化粧品に2%までの配合が
厚生労働省より許可されています。
病院で購入する場合は
2%以上のハイドロキノンは処方が必要となります。
美白成分の、アルブチンなどに比べ
約100倍の効能があるといわれています。
トレチノイン
ビタミンAの一種。
表皮の奥にあるメラニン色素を外に出す働き。
ターンオーバーを2週間程度に
速めるような働きをします。
もともと血液中に、誰でもごく微量に流れているもの。
アレルギー反応を起こしません。
アメリカではしわ・にきびの治療医薬品として、
FDA(アメリカ食品医薬品局)に認可されています。
ルミキシルペプチド
(医薬品ではありません)
>>ルミキシル(Lumixyl)ブライトニング(グリコピール20)
米国スタンフォード大学の
皮膚研究者により開発された新成分。
現在ある美白化粧品で最強と言われています。
チロシナーゼの活性化を防ぎます。
ハイドロキノンの17倍もチロシナーゼを抑制します。
非刺激性・非毒性で長期使用が可能です。
トレチノインやケミカルピーリングで
相乗効果も。
炎症後色素沈着の予防効果。
レーザーや光治療と併用できます。
ハイドロキノンとの違いは
メラノサイトの数を減少させない点です。
厚生労働省の認可の美白指定成分
(医薬部外品)
- ビタミンC誘導体(水溶性)
- 脂溶性ビタミンC誘導体(油溶性)
- 新型ビタミンC誘導体(APPS)
- エラグ酸
- コウジ酸
- カミツレエキス(カモミラET)
- アルブチン(α-アルブチン・
β-アルブチン) - プラセンタエキス
- トラネキサム酸
- マグノリグナン
- ルシノール
- リノール酸S(リノレックS)
- 4MSK
- エナジーシグナルAMP
- D-メラノ(TM)
- t-AMCHA
(t-シクロアミノ酸誘導体) - TXC
(トラネキサム酸セチル塩酸塩) - 油溶性甘草エキス
(甘草エキス、カンゾウ根エキス)
美白成分とそれぞれの成分が効果が出る箇所
シミができる順番と効果的な有効成分をまとめました♪
メラノサイトへメラニンを作る
信号を出すのを防ぐ成分
- カミツレエキス
(カモミラET) - トラネキサム酸
- t-AMCHA
(t-シクロアミノ酸誘導体)
チロシナーゼの活性化を
さまたげる成分
(メラニン色素を作るのを防ぐ)
- ルミキシルペプチド
- ハイドロキノン
- ビタミンC誘導体
- アルブチン
- コウジ酸
- プラセンタエキス
- エラグ酸
- ルシノール
- トラネキサム酸
- 油溶性甘草エキス(グラブリジン)
- TXC
(トラネキサム酸セチル塩酸塩)
チロシナーゼが成熟するのをさまたげる
- マグノリグナン
- リノール酸
メラニン色素を表皮細胞へ受け渡さないようにする
- D-メラノ(TM)
できたシミに対する効果をまとめました♪
メラニン色素の色を薄くする
- ハイドロキノン
- ビタミンC誘導体
メラノサイトの機能を低下させる
メラニンを作る細胞の働き
を低下させます。
- ハイドロキノン
求める美白ケアの選び方やポイント
医薬品か医薬部外品か
化粧品で美白するのか?
医薬品は治療を目的としたお薬です。
その分効果も期待できます。
ですが、成分によっては
アレルギー反応が出る場合もあります。
パッチテストをすることで
安心して使用できます。
医薬部外品は医薬品に準ずるもの。
治療とまではいかなくても
予防レベルの効果は期待できます。
化粧品は上記2つとまでは期待できませんが、
厚生労働省で認可されている成分もあります。
個人差がありますが一定の効果を
期待できるレベルです。
医薬品を使う場合はパッチテストをする
ハイドロキノンは
アレルギー反応を起こす可能性があります。
トレチノインは
ビタミンA(レチノール)の誘導体です。
トレチノインは、誰でも
血液中にごく微量流れているものです。
トレチノインは
抗原抗体反応を起こしたり、
アレルギー反応を起こすことは
ないと考えられています。
体調により反応が出る場合もあるようです。
ハイドロキノンの使用は
パッチテストをして
使用することをオススメします。
化粧品は美白有効成分を
中心に低刺激タイプから試す。
化粧品の場合は
炎症や酸化(肌機能を低下)を防いでくれる成分や、
美白有効成分を中心にまずは探します。
そして、アルコール・合成香料などの
余分な添加物が入っていない、低刺激タイプも考慮します。
医薬品であれば治療目的レベル
ですので、化粧品とは違い
一定レベルの効果は期待できます。
しかし、化粧品となれば個人差があります。
有効成分の指定があるとはいえ、
それぞれの肌質、生活スタイル、
食べ物によっても効果の感じ方は変わります。
まずは有効成分を見ながら
低刺激なものからお試しをオススメします。
紫外線の対策を徹底する
紫外線UV-Aは年中変わらず降りそそいでいます。
日焼けをおこすUV-Bは3月頃から増え始めます。
となるとほぼ年中
紫外線に対するケアが必要となります。
せっかくした美白効果をあげるためにも
さらにメラニンを作らないためにも
年間通してケアは必須です。
美白に相乗効果が望める
サプリメントや食品もとり
カラダの内側からのケアもする
ビタミンC誘導体サプリメントを併用すると
私は特に実感がありました♡
ビタミンCの効果
- 美白・美肌効果
- ガンの予防
- 糖尿病の予防と治療
- 心臓病・脳卒中・高血圧症・高脂血症の予防と治療
- 免疫強化(カゼ予防)
- ぼけ防止
- 貧血予防
- アルコールの分解を助ける
- タバコの毒性を無毒化
【出典】ビタミンC誘導体など製造会社
株式会社アスコルバイオ研究所
トラネキサム酸の併用
(血液が溶けにくくなるため
服用の薬がある場合は医師に相談)
肝斑の治療によく使われます。
ルミキシルとの相乗効果も。
美白や抗酸化効果が期待できる成分は?
ビタミンC
メラニンを還元する作用。
レモンやオレンジなどの柑橘類、
トマト、パプリカ、アセロラ、
緑黄色野菜、など。
ビタミンE
若返りのビタミンと言われます。
くるみ、アーモンドなどのナッツ類、
アボガド、えごまなど。
β-カロチン
体内でビタミンAに変化。
目や粘膜などの機能を保つのにも
役立つ成分。
にんじん、かぼちゃ、
ブロッコリーなど。
L-システイン
代謝を促進。メラニンの生成を抑えます。
できたメラニンの排出を助けます。
大豆、小麦胚芽、蜂蜜
豚肉、しゃけなど。
リコピン
抗酸化力に優れた成分。
トマト、スイカなど。
アスタキサンチン
高い抗酸化作用があり、
メラニンを抑える効果もあります。
サーモンやエビ、カニ、いくらなど。
エラグ酸
抗酸化力が高く、
メラニンを抑える効果もあります。
ざくろやイチゴ、ラズベリーなど
ベリー系の果物など。
美白ケア•ダウンタイムと成分別使い方ランキング
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利用期間:2017/9/29(金) 〜 2018/1/31(水)
利用条件:サイト会員限定
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認可製品
ビタミンA(レチノール)の誘導体
でもともと血液中に、誰でもごく微量に流れています。
アレルギー反応を起こしません。
アメリカでは漂白目的で使われる美白剤の定番。
肌の漂白剤と呼ばれ、
できたメラノサイトの数を少なくする効果もある。
医薬品の割には比較的安価。
オススメ度 | 価格 | 内容量 | 形態 |
5290円 (トレチノイン1本 ハイドロキノン1本) |
トレチノイン 25g ハイドロキノン 20g |
クリーム 化粧水 |
さらに使った詳細を確認したい方は
以下をチェックしてください。
ビタミンC誘導体(APPS) に
ついての効能は
以下に詳しく記載しています。
>>ルミキシル(Lumixyl)ブライトニングセット(グリコピール20)
>>ルミキシル(Lumixyl)ブライトニングセット(グリコピール10)
皮膚研究者により開発された新成分。
ルミキシルペプチド配合。
ハイドロキノンの17倍のシミ抑制力。
皮剥けがない他、高濃度グリコール酸による
ピ−リング効果でターンオーバーを促進。
レーザー治療とも併用可。
気軽にシリーズ使いでお試しできる。
オススメ度 | 価格 | 内容量 | 形態 |
4156円 | ブライトニング クリーム9ml アクティブ クレンザー9ml グリコピール 20ローション9ml モイスチャー ロック サンスクリーン9ml |
トラベル セット |
>>ハイドロキノン4%と
ビタミンC誘導体化粧水(APPS)
あわせもつビタミンC誘導体(APPS)
即効性と持続性がある。
トレチノインとの併用に比べると
美白効果は少し落ちる。
オススメ度 | 価格 | 内容量 | 形態 |
4349円 | ハイドロキノン 20g ビタミンC 誘導体化粧水 50ml |
クリーム 化粧水 |
最初にお伝えした、
それぞれ成分の効果の出る箇所
を知り、自分の求めるものを選ぶ
の5つのポイントをしっかり抑え、
いろんな方面からみて
自分にあう美白ケアをしていきましょう♡
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